バイオリンを子供の習い事や大人の趣味として選ぶことには多くの魅力があります。そんな楽器の中でもバイオリンは最近では人気が出ています。バイオリンを選ぶ理由の1つには、軽くて持ち運びができる楽器の手軽さも関係しています。 ピアノも始めやすいですが「置き場が困る..」という方は多いのではないでしょうか。
今回は、子供にも大人にも人気のある楽器、バイオリンのメリットやデメリットを解説していきます。 バイオリンを習い事にすることでどのようなメリットがあるのでしょうか? 効果となる内容を確認していきましょう。
バイオリンを始めるメリット
バイオリンを習い事にするメリットの一つ目は「音感」が身につく事です。 バイオリンはピアノやエレクトーンのような他の楽器と異なり、フレットなどの音の目印がありません。 ピアノでは音程は鍵盤を押せば正しい音が出ますが、 バイオリンの場合は4つの弦があるのみであとは何もありません。 その為、音を耳で聞き分けながら音程をとっていきます。このレッスンで相当な音感が身につきます。 音感が身につくことで楽器の音楽の授業でも歌や他の楽器にでも活かせることができます。
バイオリンを弾く事で脳の活性化につながります。 バイオリンを弾く際には ・楽譜を見て脳が理解する ・指を動かしてバイオリンを弾く ・理想通りの音が出ているか耳で聞く。 という同時に多くの処理をしなければありません。 この一連の動作が脳へのいい刺激になります。記憶や集中力の向上、ボケ予防を促進します。学業や仕事にも役立つ能力になるでしょう。
バイオリンを習うことで姿勢が良くなるというメリットもあります。 なぜならヴァイオリンは「姿勢が良くなければ」いい音は出ません。 また演奏中は観客に魅せる為、姿勢よく弾く事も大切なのです。 バイオリンを弾くときにはどうしてもかがみがちになってしまいます。 悪い癖がつかないように普段から姿勢には気を付けておきたいところです!
バイオリンを弾くためには高い集中力を要します。 先ほどお伝えした通り、バイオリンには音を奏でる為の目印がありません。 その為、弦を抑える「指先」や音を聞き分ける「耳」に集中して演奏する必要があります。 日ごろからこのような集中したレッスンをしておくことで「集中力」が身につくでしょう。 子供の場合、集中力が身につくと勉強にも役に立つこともありますね!
子供の習い事でバイオリンを始めることで「コミュニケーション能力」の向上が期待できます。 バイオリンは1人で弾くだけでなく「共演する機会」も多い楽器です。 そのため、子どものころから同年代はもちろん、少し年上の人たちと接する機会があり、コミュニケーション能力が上達していきます。 また、オーケストラに選ばれたときには、指揮者に合わせて様々な楽器の演奏と合わせていくことが必要です。 このような練習をしていくうちに自然とコミュニケーション能力はついていくと期待できます。
もちろんメリットもあればデメリットもあります。バイオリンを習い事にするデメリットはどのようなことがあるのでしょうか?
バイオリンを始めるデメリット
子供の頃からバイオリンを習うと成長に合わせてサイズを変えていく必要があります。 分数バイオリンは子供の身長に合わせていくつもあるのです。 また弦は消耗品であるため切れたら変えなければなりません。 レッスンも教室にもよりますが月に1万円ほどするため費用が高くなってきます。
バイオリンを習い事にした場合週1回のレッスンだけでは上達スピードが上がりません。 通いだしたら自宅での練習も必要になるでしょう。 その場合、近所への音漏れの心配や練習する時間を考えなければなりません。 ただ自宅でも練習ができると上達スピードが格段に上がってきます。
子供の習い事でバイオリンを初めて習う方で一番最初に驚くのは「バイオリン」には「音の目印」となるものがない事です。 例えばピアノであれば「ド」の場所は学校の音楽を習ったことのある人であれおおよそ分かります。 ギターも「ドレミファソラシド」の場所は決まっています。 しかし写真を見て分かるように「バイオリン」には音を把握するための目印が一切ないのです。 そして実際に弾いてみると1mmずれただけでも全然違う音になります。 このようなデリケートな楽器であることから「音感がものすごく身につく」と言われているのです。
まとめ
どの楽器もメリットもあればデメリットもあります。しかしバイオリンは自分の人生をより彩る楽器でもありお子さんであれば音感や感性が磨かれ教養も身につきます。忍耐こそ必要ですが、それも結果続けてよかったなと思う日が来ることでしょう。 筆者もバイオリンを通して様々な出会いや経験をさせていただいたので本当に続けてきてよかったなと思っています。 現在は気軽にバイオリンを体験できる体験レッスンというものがありますので、1度試してみてはどうでしょうか。