家での練習はどのくらい大切なのか?
バイオリンを上達する上で欠かせないのが家での練習です。よくレッスンだけ行っていれば勝手に上達するだろうと思っている方がいらっしゃいますが、たとえ週1回のレッスンを受けていたとしても家での練習をしなければ上達するスピードはかなり遅くなります。そのためレッスンで習ったことを家で復習して練習するということがとても大切になります。
弾く姿勢に気をつける
練習では、美しい音色を出すことも重要ですが、特に初心者にとっては「演奏時の姿勢」が大切です。姿勢を正しく保つことで遠くまで通る美しい音になります。このため、日々家での練習を行うときは正しい姿勢で弾くことをを心掛けることが重要です。姿勢を正して演奏することで日常でも正しい姿勢が身につきます。
なるべく毎日楽器に触る
バイオリンのレッスンでは最初にバイオリンの構え方や弓の持ち方を教わります。しかしこの構え方や弓の持ち方がまた難しく始めのうちは演奏している無意識に構えや持ち方が崩れることがよくあります。実際、バイオリンを何年も習っている方を教えたときこの弓の持ち方や楽器の構え方がマスターできていない方もおられます。これらをマスターしないまま次に進んでいくと後々それが原因で上達しないという壁にぶち当たることがあります。そうならないように早いうちからこれらの基礎はきっちり固めたいですね。またバイオリンはしばらく触っていないとすぐに感覚を忘れてしまうといったこともあります。なるべく毎日10分だけでもバイオリンに触れてレッスンで教わったことを復習しながら練習することをおすすめします。
これらをマスターした後、音を出す練習に移ります。しかし、ピアノのように決まった場所で音が出るわけではなく、バイオリンの演奏は「感覚」に頼る部分が大きいです。最初は美しい音を出すだけでも数ヶ月の練習を要することも珍しくありません。だからこそ、美しい演奏には大きな価値があります。